トップページ > 住宅ローン金利の基礎知識「借り換えで返済遅延は許されない」
住宅ローン変動金利比較口コミがご案内する住宅ローン金利の基礎知識。今回は「借り換えで返済遅延は許されない」です。
これまでも審査が厳しくなっているという話は何度かしましたが、借り換えの場合は新規の審査よりも審査に落ちる傾向が強くなります。
なぜ、同じ人が借り換えになると審査が通りづらくなるのでしょうか。これにはちゃんとした理由があります。既にお伝えした通り、30代問題や銀行の懐事情で審査を徐々に厳しくしているという背景があります。ここまでは新規も借り換えも共通の問題です。では、借り換え特有の問題とは何でしょうか?
それは、借主本人の状況が変化しているということです。
たとえば、転職した、収入が下がった、妻が仕事を辞めた、健康状態が悪くなった、車のローンを組んだ、住宅ローンの返済が遅れたことがあるなどです。今、住宅ローンを組んでいる人は、全員が審査を通ってきた人達ですが、当初購入した際にはこのような問題を持っていなかったのに、日々の生活を重ねているといろいろな変化があります。
よくあるのが、延滞(返済遅れ)の履歴があるケースです。1ヶ月も2ヶ月も遅れてしまっては、もう借り換えどころではありませんが、たった1日遅れただけでも審査が通らないことがほとんどですから注意が必要です。
特に多いのが、給与振込口座とローン返済用口座が違うため、毎月給料日以降に資金の振り替えをしている人達です。人間ですからうっかり忘れることもあるし、事情があって銀行に行けないこともあります。まだ残高があると勘違いしていることもあると思います。
また、延滞に気づくのが翌日ということもあるし、かなり日数がたって通知を受けてから、はっとすることもあるでしょう。ほんの数日の場合は、個人信用情報にすらその事実が登録されないケースもあります。
しかし、借り換えの審査に関して、銀行は返済用口座の通帳(写)を1年分提出するよう求めてきます。そうすると、遅れが発生しているかどうか歴然です。
たった2〜3日の遅れでも審査は通りません。どんな理由があろうと遅れは遅れ。それに対する厳しさは容赦ありません。
(続く)
参考にしてみてください。
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(住宅ローン専門FP)