トップページ > 住宅ローン金利の基礎知識「年収だけでは破綻リスクは判断できない」
住宅ローン変動金利比較口コミがご案内する住宅ローン金利の基礎知識。今回は「年収だけでは破綻リスクは判断できない」です。
ローン破綻は、大きく分けて次の2通りのパターンが考えられます。
1.身の丈に合わない過大なローンを組んで将来の変化に対応できない
2.決して過大ではないのに、誤った借り方・返し方で資金繰りが悪化する
では、1について詳しく考えていきましょう。
過大なローンとはいくら以上のことを指すのでしょうか?
これは、お察しの通り、人によって違います。収入や資産、家族構成などによっていくらまでが適正かが変わってきます。
問題なのは、その判断が年収だけでなされているということです。
その判断とは、銀行の審査のことです。
銀行はある一定の計算方法で借入額の上限を設定しています。それは、年収だけで判断しているのです。
年収対比いくらまでOKかという質問は、住宅ローンに関する質問の中で最も多いものの一つですので、利用者が参考にしていることは間違いありません。
たとえば、「年収の何倍まで借入ができる」とか、「返済額は年収の何%まで」といった表現がよく使われます。
もちろん、これはおおまかな目安にはなりますが、もし、不十分な資金計画が原因で多くの人が破綻しているとしたら、目安にはなっても正解ではないことは明らかです。
気をつけなければならないのは、いくら現状分析をしても、過去を振り返ってみても、答えは出ないということです。
もちろん、昨年の年収や家族構成、貯蓄残高、年金の加入状況、住宅の価格などは、資金計画を立てる上で重要な基礎データとなります。
しかし、いくらこれらを眺めても、将来、破綻するリスクがあるかどうかは判断できないのです。
それでは、2の「決して過大ではないのに誤った借り方・返し方で資金繰りが悪化する」とはどういうことでしょうか?
この答えは後日、詳しく見ていきます。
(続く)
参考にしてみてください。
具体的な住宅ローン金利を比較したくなったら、こちらの比較ランキングも参考にしてみてください。
>>>今月の住宅ローン変動金利比較・ランキング
(住宅ローン専門FP)