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住宅ローン金利の基礎知識「なぜ、銀行は優遇してくれるのか?」


住宅ローン変動金利比較口コミがご案内する住宅ローン金利の基礎知識。今回は「なぜ、銀行は優遇してくれるのか?」です。

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「なぜ、銀行は優遇してくれるのか?」


さて、銀行は誰に対して、何を理由に優遇してくれるのでしょうか?

まずは安全性の高い借主に対して積極的に優遇を大きくします。

たとえば、頭金の割合が高い、勤務先が上場企業や公務員である、返済比率が低い、などの返済が滞るリスクが低い借主に金利を優遇しましょうということです。

銀行が儲けの部分を減らしてでも安全性の高い貸し出しを増やすことは、結果的にトータルの利益を確保することにつながります。

融資の焦げつきを一つ出すだけで大変大きな損失になるのです。

次がトータルの採算性です。住宅ローン以外の取引をしてくれる人には金利を優遇しましょうという、他業界でもよく見られる「セット販売」です。

たとえば、給与振り込みの指定をする、公共料金の引き落としをする、積立預金を始める、カードローンを作成する、銀行のクレジットカードに加入するなどです。

そして、効率性もあります。住宅ローンを大量に販売してくれる住宅会社のルートや従業員が大勢いる企業のように、まとめて住宅ローンが売れるルートには、「提携ローン」と称して金利を優遇しています。

これらの金利決定要因の他に、銀行の戦略的な優遇があります。

他の銀行との競争に勝つために、安全性、採算性、効率性を度外視して、とにかく低金利を打ち出してローンを大量に取り込む戦略です。キャンペーンなどもその一つですね。

以上が金利優遇の決定要因ですが、今から勤務先を変えるなんてことは簡単にはできませんが、頭金を2割以上用意する、住宅ローン以外の取引をする、あるいはタイミングよくキャンペーンをやっている銀行を探すといったことはできる場合があるでしょう。

しかし、「今キャンペーン中でおトクですよ」といった言葉だけで選択するのは性急かもしれません。また、提携ローンがあっておトクという理由で住宅会社を選ぶのも本末転倒になりかねません。

(続く)

参考にしてみてください。

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(住宅ローン専門FP)

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