トップページ > 住宅ローン金利の基礎知識「正しい住宅ローンの借り方・返し方」
住宅ローン変動金利比較口コミがご案内する住宅ローン金利の基礎知識。今回は「正しい住宅ローンの借り方・返し方」です。
家選びが決まった多くの人が、住宅会社の担当者に急かされながらすることは、すすめられた銀行を利用する意思決定をするか、ネットを使って一番低い金利の銀行探しをするかのどちらかです。
しかし、これまでの話でお気づきかと思いますが、住宅ローンは金利以外に考えなければいけない要素はたくさんありましたね。
銀行探しをすること自体は悪いことではないのですが、「金利の低いローン」だけに目が奪われると、それ以外の要素がおろそかになってしまうおそれがあります。
それ以前にやっておきたいことが、ローンの借り方・返し方を検討することです。つまり、正しい住宅ローンのプランニングをすることです。
先程から述べているように、ネットなど情報収集手段が手軽になった今、ともすると目先のおトクな借り方を選んでしまいがちです。
このようなおトクな方法や低金利の銀行探しに安易に陥らないようにするには、どうしたらよいのでしょうか?
おすすめする、後悔しない借り方・返し方とは、こうです。
1.自己資金のうち、適正な金額を手元に残す
2.35年しっかり期間を設ける
3.元利均等返済を選択して、返済額は最低限にしておく
4.安定的に貯蓄が増えできたり、子どもの教育が一段落したタイミングなどを見て、繰上返済を行なう
5.結果として退職までに完済する
住宅ローンをコントロールする王道は低金利探しではなく、借り方・返し方です。
特に、これから長期間にわたって理想の状態で返済していけるかどうかは、借入の段階で80%は決まってしまいます。後になって借入の形態や返し方を変更することは、かなり制限されていて、簡単にはできないと思ったほうがいいでしょう。
お伝えしたように、いったんローンを短く組んでしまったら、後になって伸ばしたいと言っても、銀行は簡単には対応してくれません。
また、おトクそうに見えたから繰上返済したけれども、その後にやっぱり戻してくれというわけにもいきません。
これからの時代のローンの借り方・返し方は、「おトクな方法」ではなく、「おトクで安心な方法」でないといけません。
しっかりした安心できる資金計画さえできあがれば、有効な利息削減手段やタイミングのよい早期完済手段をむしろ積極的に活用することで、結果的におトクな形に持っていけます。
これが「おトクで安心な方法」です。
(続く)
参考にしてみてください。
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(住宅ローン専門FP)