トップページ > 住宅ローン金利の基礎知識「なぜ、おトクな方法はダメなのか?(2)」
住宅ローン変動金利比較口コミがご案内する住宅ローン金利の基礎知識。今回は「なぜ、おトクな方法はダメなのか?(2)」です。
・何もしなかったCさんと、おトク術を駆使したDさんの比較(2)
前回の続きです。
Cさん(現在35歳)は3,000万円の住宅ローンを組むのに、今ではすっかり当たり前になった「35年」という借入期間で、また返済方法は昔からポピュラーな「元利均等返済」を選択しました。
一方、Dさん(現在35歳)は年金や退職金が期待できなくなり、老後に多額のローンを残すのは危険だから、定年の60歳までに完済するのが理想的だという話を聞いて、25年返済にしました。
さて、ここからが問題です。
ともに2人の子ども(それぞれ1歳違いの兄弟)がいるCさん、Dさん。
一体いくらの学費がかかるのでしょう?
購入から10年後、Dさんの長男は高校受験で塾に通い始めて、毎月2万円以上の出費が発生しました。さらに冬休みや春休みの集中講座ともなれば、10万円単位の費用がかかります。
これ以外にも、子ども2人の成長とともにじわじわと生活費はアップしてきています。
このままではいずれ貯蓄が底をついてしまうという危機感が出てきました。
大学の4年間にかかる費用は一般に国立大学で500万円、私立大学で700万円、さらに理系ならば800万円と言われます。
もし、兄弟で私立大学に行ったらどうでしょうか?
兄弟は1歳差ですから、通算5年間で1,400万円の支出になります。理系なら1,600万円です。
運よく国立大学に合格したとしても、1,000万円は免れません。
これに備えていなければ、家計は相当厳しくなります。
(続く)
参考にしてみてください。
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(住宅ローン専門FP)